



【ドコモ口座 不正利用相次ぐ】https://t.co/jqcWNwKyt9
地方銀行の預金口座で、NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出し被害が相次いでいる。七十七銀行と中国銀行で確認されている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 8, 2020
現在(2020年9月9日時点)でわかっているだけでも宮城県仙台市の七十七銀行を始め、9行もの主に地方銀行の預金が不正に引き出されている被害が確認されています。
この報道を受け、




と思っている方いらっしゃいませんか?
筆者自身も最初そのように思っていました。ですが、それは大きな勘違いです!
この記事では、誰でもドコモ口座不正利用の被害者になり得ることと、その原因や対策について紹介していきます。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
この記事でわかること
- ドコモ口座不正引き出しの概要がわかる
- 被害対象者がわかる
- 被害に合わないための対策がわかる
- 被害に合ってしまった場合の対応がわかる




【概要】ドコモ口座不正引き出しとは?
NTTドコモの資金移動/決済サービスである「ドコモ口座」を第三者が悪用し、各金融機関(主に地方銀行)の預金口座から不正に出金される事案が頻繁に発生しています。
ドコモ口座、17行と連携中断 被害さらに広がるおそれhttps://t.co/Csl6SitlET
ドコモ口座を使った預金の不正な引き出しが、地方銀行で相次いでいることがわかりました。
ドコモは9日未明までに、17行の口座との連携を中断。本人確認が不十分だったと認め、セキュリティーを強化するとのことです。 pic.twitter.com/965iwLRPUf
— 朝日新聞東京編集局コブク郎 (@asahi_tokyo) September 8, 2020




【対象者】被害者
現在(2020年9月9日時点)確認されている被害者は、ドコモ口座を開設していない人やdポイント等を含めドコモ関連の契約をしていない人だそうで、TwitterなどのSNSで被害を報告しているユーザーも増えているんだとか。
そのため、「自分はドコモ関連と契約していないから大丈夫だな」と思っている方でも被害者になる可能性は多いにあり得ます。
知らない内に口座から何十万円引出しされていたなんていうケースもあるそうです。
ですが、既にドコモ口座を登録している方は、現在のところ(2020年9月9日時点)不正利用される恐れはないとのことです。
注意ポイント
ドコモユーザーに限らず、誰しもが銀行口座を取得・所有していれば被害の対象になるうる。
【原因】個人情報はどこから流失?
現在(2020年9月9日)のところ、はっきりとした原因は解明されておらず、流出した可能性として、リバースブルートフォースやパスワードスプレーによる攻撃が挙げられています。
分かり次第更新していきます。
リバースブルートフォース
パスワード(4桁のキャッシュカード暗証番号)を固定してID(口座番号)を総当たりする攻撃のこと。
パスワードスプレー
数千〜数万のIPアドレスを使って様々なIPアドレスから少しづつ攻撃を気付かれにくくする手法。
【対策】私たちにできること
まずは自身が持っている銀行口座を早急に確認して被害にあっていないかどうか確かめましょう。
その上で、自分の銀行口座の情報は漏らさないということを大前提に、今回のドコモ口座のような決済アプリの設定を行う際に本人確認が不必要な仕組みのアプリには懐疑的な目を持つようにしましょう。
【対応】もし被害にあってしまった場合
万一、自分の口座を確認して、身に覚えのない取引や預金額が減っているという出来事があれば、各銀行のホームページにお問い合わせ先があると思うので、すぐに問い合わせましょう。
おわりに
今回の記事で、ドコモ口座不正利用問題は決して人ごとではない出来事だと理解して頂けたと思います。
NTTドコモという知らない人はいない大手企業でさえこうした被害は出るし、銀行業でのIT活用が盛んになってきている現在ではなおさら注意が必要になってくるでしょう。
大企業が提供しているサービスだから安心だなと思うのではなく、常に懐疑的な目で俯瞰して、こうしたサービスとも上手く付き合っていくことが大事になってきますね。
今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。